朝日新聞読書面コラム「ひもとく」での紹介
永田久美子さんに、4月17日の朝日新聞の読書面に連載されているコラム「ひもとく」で、「旅のことば」をご紹介いただきました。「ひもとく」は時事的なテーマを取り上げ、問題を深く読み解く本を紹介するコラムです。永田さんはコラムで先日の認知症に関する最高裁判決に触れながら、
認知症になると何もわからなくなり、時には危険な存在とすらみなされてきたが、大きな偏見だ。この偏見が解消されない限り、私たち自身が歩む老い先は冷たく厳しい日々になる。
と指摘した上で、偏見をはらす一歩として『私は私になっていく』を紹介されています。『私は私になっていく』の著者のクリスティーン・ブライデンさんの来日講演は、日本でも大きな影響と、認知症と共によりよく生きる新たな動きが生んだといわれています。
『私は私になっていく』とともに『旅のことば』をご紹介いただけたことは望外の喜びです。コラムではこうご紹介いただきました。
『旅のことば』は、そんな新しい生き方のガイドとなるユニークな一冊だ。すべての世代の人たちの道標になる。この本をもとに、暮らしの中での(ささやかな)希望を見つめなおし、語り合い、老いに楽しく備えていく動きが広がると、遠回りのようで、行方不明や事故がなくなる社会にたどりつく一番の近道になると思う。
永田さんのコラムの記事はすでにWebに公開されています。ぜひ、お読みいただければと思います。